当時59歳で、クライミング歴30年のベテランがロッククライミング中に起こした事故で、「協会が事故の起きたルートを開設し、ボルトを設置した」「埋設されたボルトの位置や種類が不適切」などと主張。屋外事故は付き物ですが、耐久性を考えると、今流行のの屋内ボルダリング施設も危ないですよ。


クライミングの名所・埼玉県小鹿野町の二子山(1166メートル)で2022年、登はん中に墜落し両足を骨折した東京都内の男性が「岩場の管理が適切でなかった」などとして、岩場を整備する小鹿野クライミング協会と町を相手取り、慰謝料など165万円の支払いを求める訴訟を、さいたま地裁川越支部に起こした。

ロープをかけボルトが外れ、男性は約5メートル下に落下したという。

私は、基本的に他人の設置したハーケンやロープを信じないで、疑ってかかる。第三者機関が、太鼓判を押すハーケンがあれば信用しますが、そんなものは存在しない。ハーケンにかかる衝撃も落下距離によって、荷重が全く異なるし、体重によってもことなるからです。もちろん、山の岩質も影響してしまう。

屋内ボルダリング施設から這い上がってきた人が、利用することを考えて、温泉の泉質表示と同じように、すべきかもしれません。もちろん、街がハーケンとかボルトを設置することは、ロッククライミングのルールに反しますので止めるべきです。

「『クライミングと言えば小鹿野町』と全国的に誇れる」と記載し、。県から無償譲渡された中国との友好記念館「神怡(しんい)館」は、20年6月に屋内ボルダリング施設として経営されていますからね。

この記事へのコメント

プロフィール