【八王子のほたるの川 2.5kmそぞろ歩き 1】「本当に営業しているのか」北海道胆振管内白老町の国道36号線沿いに店主が86歳の男性が営む廃墟のような伝説的カニ飯店「かに太郎」を、NHKで昨日、紹介していた。亡き妻を想う余りに、似たような生きざまに驚いた。できることなら一度訪問したいとグーグった。
湯殿川ほたる観賞期間は6月16日(日曜日)「上館ほたるまつり」をもちまして終了いたしました。多くの方のご訪問、誠にありがとうございました。 |
【かに太郎】
聞けば、お客さんが多く来ると困るという事で、わざと外観を廃墟のようにしているという事である。その奥さんも十年前になくなり、メニューをカニ飯一本に絞り、一人で営業をしておられる。ところが、このカニ飯が、500円で美味しいとあって、全国からテレビ取材やお客が絶えないという。価格は、創業した昭和43年以来、50年間据え置きで、赤字だという。
ほの
店主は、仄かに祖父の雰囲気の気さくな方で、お客が来ない時は、隣のかに加工の工場に居られる。体力的な問題もあって、毎日20食限定とのことで、開店する10時半に行くのが通である。
電車で近くまで行って路線バスに乗るか、レンタカーで行くしかないが、YouTubeにアップロードが多いのも人気ぶりが伝わってくる。
NHKは定時ニュースとのど自慢、大河ドラマ、朝ドラしか視聴しないが、面白い報道であった。
『ほたるの里』
ところで私の生きざまは、介護仕事とほたるである。
【城山町:ほたるの里】
私の家内はホタル狩り(注意:蛍の乱舞を見ること)が大好きで、季節になると城山町のカタクリ群生地に密接する「ほたるの里」へ家族で出かけていました。ところが、平成十年代?の集中豪雨に遭って、河床が流されてしまってからは、神奈川県の「ほたるの里」の案内板だけがむなしく建っているだけで、何年経っても回復しませんでした。
そんな折に、朗報。家の前の湯殿川といえば、生活排水で汚れきって転がる石もヘドロでべたべた。流れる水は石鹸で泡立っている。そんな湯殿川の改修工事と生活排水のための下水道管埋設工事が、始まった。家内は平成21年、私が60歳で定年を迎えようとする年に、脾臓癌で先立ちました。家内の大好きなほたるを、家の前の湯殿川で育成できないかと、思案をしました。
【国分寺市:鷹の道】
なるしまフレンド主催のラン(俗称:サイクリング)で国分寺市の国分寺跡を訪れた時に、蛍の名所「鷹の道」を清掃する市役所の職員一団に出会いお話をお伺いしました。蛍の育成には、湧き水と水路の清掃、エサになるカワニナの生育が欠かせないと、カワニナを見せていただきました。
家の前の湯殿川には、その湧き水がない?
近所の老人から、流路変更前の湯殿川の位置に井戸があって、湯殿川は湧き水が豊富という有力な情報を得ました。
【羽村市:阿蘇神社】
なるしまフレンドのランで羽村市の玉川上水の取水施設である羽村の堰にいった。ここは春は桜祭り、その前はチューリップ祭りを羽村市が、開催している。農家の方が田植えの前の田んぼ一帯に、大規模にチューリップを植え付けている。
そこから多摩川左岸をさらに遡上すると阿蘇神社にたどり着く。江戸時代初期に建てられた本殿と、その左横に樹齢1000年の大木がある。何度行っても、人が絶えず神主もおり、おみくじお守りや、御朱印がもらえる立派な神社である。古里?
その神社の手前の用水に、羽村市環境保全課の設置したホタルの養殖地の案内板がある。
この案内板は、非常に勉強になった。ホタルの幼虫は、平均気温が10℃を越えて気温と水温の差がなくなる4月になると、水から出て土に潜るとある。川には土手が必要なのを知った。
【湯殿川の清掃活動】
東京都は湯殿川上流部のコンクリート護岸の袂を、ブルドーザーで土を固めて、その上を覆土(ふくど)しているのは、このためである。中央部を掘削して水路としている。湯殿川にホタルの生育環境があると、自信をもちました。城山町のホタルの里を継ぐのは湯殿川だと、亡き妻に決意しました。
(画像貼付け予定)
ところが、湯殿川の15年前は、完成してから間もなく拓殖大学敷地?にある新設した駐車場から流出してきた土砂で水路が埋まり、流れの悪い川から異臭が漂う湿地となって、アメリカザリガニと蛇の生息地と変わり果てていた。荒れた湯殿川は、地域住民の大型家具やゴミ捨て場と化していた。
一方、河川清掃と称して、一日も欠かさず朝から晩まで、つるはしを手に一輪車を押して覆土(ふくど)を剥ぎ取っている方もおられた。ブルドーザーで固めた覆土を関東ローム層が露出したものと勘違いされて、「皆さんに関東ロームなめ川床を観てもらいたい」の一念である。この方の頭の隅には日本三名瀑のひとつ「袋田の滝」が、あったと思う。事実上の三面張りでは、ほたるは生息できない。水量が少ない湯殿川では、川中央の水路なくして、全面を流れるように変更しては、水深がたもてない。ホタルどころか、魚類も生息できない。川のゴミや小石も回収をしておられ、誰でもが真似できない功績により、都知事から清掃活動貢献者として顕彰されている。
【湯殿川のほたる育成】
自宅の前を建設時の状態に戻すために、繫茂した溝そばを刈り払い、
しゅんせつ
建設時の通り川の中央に水路を浚渫掘削して水流を一本にして水深を深くした。
更に各橋の上流の各プールの出口を塞いでいた流木や土砂を取り除き、プール水位を2メートルほど下げて、BOD(溶存酸素)を改善を図った。
実は各プールには、上流にある館が丘団地、拓殖大学、東京医科大学病院の下水処理場から流れてくるヘドロが堆積しています!
近所の方の中には、とても心無い言葉を掛ける人も多かったのですが、中には、改修工事が終わったのに、荒れた湯殿川に見かねて『幼い時は、湯殿川で川遊びもしたし、ホタルを見たよ。ほたるを楽しみにしているよ。』とか、冬場には温かい飲み物を買ってきて、『休みながらやってください。』と、土手から『投下』してくださる方もおられました。川から上がる時には、雨の中、土手から道具の引きあげして下さる方も懐かしいです。時間がかかりすぎたので、優しい方々は、ホタルを見ることなく赤籍に移られました。
これと並行して、ホタルとカワニナの養殖地として覆土と湧き水がある護岸の間に作ったビオトープにカワニナを100匹ほど撒きました。すると、ほたるが発生し始めました。近所の小学生を子どもに持つ「吉田」さんが、真っ先に『ホタルをみたよ』と、喜んで教えてくれました。年月を加えるたびに、そのホタルの数は増えていきました。
【台風一過】
ところが、千葉県に台風が襲来した時に大水が発生し、同時に拓殖大学?に撒かれていた砂利が、川に流出しました。このため、蛍は葦の生い茂る下流に流されてしまい、下流ではほたるが出たという声と裏腹に、上流部ではホタルを見かけず寂しい年月を過ごしました。でも三年前から、復活してきました。
北海道で奥さんへの思いがエネルギーとなり、10年以上も一人で店を繋ぐ「かに太郎」の86歳になる店主に思いが重なるものがあります。何時までもお元気にお暮しください。
現在、地蔵橋ふもとで川の流れが変わったため、堤を洗掘し子どもが転落水死事故を起こす恐れがあるため、河川事務所と連絡の上、水路を戻すことをしたのですが、左手が故障して筋肉痛になり6月まで休工です。丁度、蛍が土にもぐる時期なので、神様の思し召しかもしれませんので、これでよかったのかと思います。この後は、東京都建設局の工事部が、プールの排水口の高さまで、しゅんせつ工事をしていただけると幸いです。
【今年のホタル】
あと二か月足らずで、湯殿川では蛍 時期となり蛍が飛び交います。
昔住んでした調布市とか、働いていた府中市からも車でホタルを見に足を運んでいただくまでになり、有名になったのは嬉しいのですが、なんせ駐車場がありません。京王線めじろ台駅から徒歩19分、京王バス(行き先:グリーンヒル寺田行 、八王子みなみ野駅行、上大船行、 東京家政学院行 )下寺田か、椚田で下車か、京王線狭間駅からのんびり徒歩でも、どうぞ、ホタル狩りにお出かけください。
関連記事のページ【八王子のほたるの川2.5kmそぞろ歩き 】
☆ 「2024/3/31(1) 「本当に営業しているのか」『ほたるの里』」について
☆ 「4/25 (2)湯殿川(八王子市)に後1か月もすると、何千匹も蛍が飛び交うシーズン」について
☆ 「5/25 (3)湯殿川(八王子市)でほたるが、飛び始めました。」について
☆ 「5/26 (4)湯殿川の四谷橋では、昨日の3倍以上のほたるが」について
☆ 「5/29 (5)湯殿川(八王子市)の発生4日目。椚田橋から地蔵橋終点まで、満遍なくホタルが飛しょう確認」について
☆☆ 「2023/5/26 国分寺市や前橋市の役所ぐるみでほたる保護。川の清掃、カワニナ放流、照明を消して保護。」について
☆☆ 「2023/5/28 湯殿川の四谷橋では何十匹も飛しょう」について
☆☆ 「2023/6/3 湯殿川(八王子市)では街灯が明る過ぎて、画像が昼間のように。(悲)」について
『~ ホタルのすむ環境づくり ~ゲンジボタル と ヘイケボタル』古賀市みなくち子どもの森自然館
『2党の見識争い』
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【公明党と共産党と市議会議員の困った横槍】
今の悩みは、湯殿川が生活に密着していることもあって、カワセミやホタルをそっちのけで、
八王子共産党議員の『自然を護れ、草や木を刈るな、脇に生えた草を刈る川払いをするな』と、八王子公明党議員の『川に生えている木を切り払え』の抗争が、潮の満ち引きのように交互に続いていることです。愛好家は、圏央道反対運動を連想してます。
前者の関して、国土交通省は、堤防の巡視点検の支障となる
草丈の延びるセイタカアワダチソウ、
カラシナ、セイバンモロコシを法崩れ、
耐震食性の低下として下草刈りをしている。
放置しておくと帰化植物が侵入し繁茂してしまう。
葦の繁殖力も凄まじく、水路を埋める。
このように放置しておけば、川は荒廃するし流路が変わる。
後者は、東京都が景観保持のために植栽管理
していることを知ってか知らずか、
東京都建設局に根本から伐採を要求する。
レンギョウはロウバイとともに
春を告げる黄色い花である。
レンギョウを切れば、
カワセミの隠れたり留まる所がなくなり、
カワセミの営巣どころか姿を消している。
カワセミを追いかけていたカメラマンも見かけない。
ざつぼく
陳情で落札造園業者が雑木を伐採するのは良いとしても、
もえめ
萌芽をもやがきをしないので、
翌春に爆発したようになる。
政党の陳情による作業は、管理とは程遠い酷いものになる。
議員さんが、各々の主観に基づいて東京都や八王子市に、
かわざらえ
川浚えするように申しいれると、どうしても役所の作業が
過剰になる傾向がありますので、お控えください。
公明党と共産党議員は、一級河川の湯殿川に関しては『自然破壊を及ぼす陳情』を直ちにやめて、昭和30年代に建設された上流にある館が丘団地、拓殖大学、東京医科大学病院の下水処理場を廃し、下水道本管に接続を促すことと、集中豪富の度に拓殖大学?から流出してきた砂利を浚渫(しゅんせつ)する工事を陳情してほしい。
【4月2日の公明党大臣のスタンス】
ホリエモンのSNS投稿に回答を迫られた斉藤交通大臣は、リニア新幹線の日本経済への偉大な寄与等の置かれた立場を理解しつつも、閣議後の記者会見で
『リニア新幹線は、三大都市圏を一つの圏域とし日本経済をけん引するなど重要な意義がある』と口では言いつつも、静岡県知事がJR東海と、できるだけ早く会うことを勧めた。
中国に親しい共産党と公明党。
中国共産党と表裏一体の共産党は、待てど暮らせど音なしの構え。着工をされてはメンツが潰されて困る公明党は、JR東海株式会社の問題として、国の関与を断った(NHKR1 2時のニュース)国の事業として推進する沖縄県辺野古移設対応と、全く異なるのが気になる。
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