【観光庁】富士河口湖町では、世界中から来た観光客に富士山を見せまいと、20メートルの黒幕をローソン前の歩道に張るそうだ?信じられないよ。全国的に有名な神社の鳥居のある琵琶湖の街は、2キロメートル先の横断歩道を渡れとは言えないよと、大らかに構えているのにねぇ。山梨県は、そういう土地柄でしたか。

 地元の苦情があるからと、見せない(今日のNHKR1 2時のニュース)のは、山梨県の恥である。富士山は、一年365日観れるわけではない。むしろ見えない日が、多い。見れた観光客はラッキーである。それなのに、世界中から河口湖のローソン前に来てくれるのは、なかなか貴重な観光地ではないかなぁ。世界中から訪れた彼らに、老年になったときに、SNSを見て訪れた富士河口湖町の嫌な思い出でなく、”良い”思い出を最大限にしてほしい。



 警察庁は、期間限定でローソン前にひろ~い横断歩道を作ってしまえば、観光庁と河口湖町は、観測所を兼ねたひろ~い二階建ての待機所も、作ったらと、クレヨンしんちゃんのご託宣。


 多くの観光客が訪れてオーバーツーリズムを起こしている京都や日光と違って知名度の低い観光地では、少子高齢化と過疎に悩まされる市町村が多い。そうした市町村は予算を掛けてまで、インフルエンサーマーケティングで世界から観光客の誘致を図っている。その中で、SNSを通じて世界から訪問してくる観光客が、多い市町村もあるのは事実である。インスタ映えは、現代の貴重な観光財産である。

 後者にとっては、想定外の思いがけないことで驚異(きょうがく)の念を抱かせてパニックに陥るものであが、これを機に世界的な観光地となる千歳一遇のチャンスでもある。黒い幕を張って無かったことにするとは、姑息な行政である。観光庁の知恵を得て富士河口湖町がルールを作って、守ってもらえば良いのでは、ないでしょうかと考える。

観光地の宿命:地元民は、観光地に何の魅力も感じない、観光客は迷惑そのもの。

 昭和50年ごろに、政府は東京と大阪で、外環状線に沿ってモノレールを建設計画を立案して、調査までした。大阪はその通りになったが、東京は商業都市として栄えていた八王子市の市議会の反対と、米軍基地の跡地を抱える立川市は、起爆剤として誘致を希望した。その結果、立川を通すこととなった。八王子市の誘致した21大学の通学手段としてモノレールを通す計画も台無しになった。木を見て森を見る見ないことによる浮き沈みは、明らかである。参考になるのではないか。

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