カーテンを開けると、薔薇の受け皿が、乾ききっているのに目に留まった。今朝は受け皿から水が浸み出すのを目途に給水したら、10鉢でトータルで何と1500㏄にもなった。今のところは、病気にも掛からず、虫も付かない。まとめ買いしても薔薇は、とにかく出窓に置いて室内栽培する限りは、育てやすいのが実感だ。

 4月に蕾を持っていた薔薇たちは、全て咲いた。花が咲いている薔薇たちは、芳香を放ち、蕾のない薔薇たちは、新芽をドンドン伸ばしている。今月中には、蕾を付けてくれるのかも、知れない。
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 中でもマリアカラスは、このまま伸びると、天井に届かないかと心配だ。置き場所としては出窓はベストの高さで、給水をするにも腰を下ろす必要もない。

 リバプールエコーに至っては、4合鉢が小さいぞとばかりに、鉢の底から根を見せだした。でも、新根が延びているこの時期には、根を痛めないために移植を考えない。ばら愛好家にとって、薔薇が冬眠する冬は、剪定に植え替え、誘引に忙しくなる薔薇管理シーズン。その冬が、来るまでは植え替えない。そのころには、根がしっかりと土を掴んでいるので、根を切る心配もないからだ。

【薔薇の手入れ】
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 それに、スリット鉢に植えているので、ひとシーズンは、植え替えしなくても生育を阻害する根詰まりを起こさない。その上、NHK「趣味の園芸」バラ担当講師小山内健さんの京阪園芸チャンネル「【バラの育て方】冬のバラ管理のコツ♪安心してください。植え替えなくても大丈夫です。(2023年12月8日)」を見ると、冬が来たとて大きいサイズの鉢には、植え替えしない。余生が限られているので、出窓に置いて薔薇を出来る限り楽をして楽しみたい分には、願ったり叶ったりだ。


【薔薇の香り】
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 30年前のことになるが、ブルガリア帰りの知人が、香水をいっぱい土産に買ってきた。ブルガリアは、薔薇の栽培の盛んなところだったらしい。

 だが、出窓で薔薇を育ててみると、オーデコロンのように部屋を薔薇の香りが充満するほどには、ならない。ほんのりだ。それで良いのかもしれない。ネットで篠宮バラ園 春のみ営業チャンネル「生産のプロが語るピエールドゥロンサール 本来持つ性質、剪定・誘引のコツ、花付き、返り咲き」で社長が、ばらの香りを嗅ぐシーンをみた。どの薔薇でも、周囲に漂う(ただよう)とか、まき散らすほどの強い芳香はないようだ。

 この記事を書いていて、篠宮バラ園絶賛のピエールドゥロンサールが、家のベランダにあることに、ふと気付いた。ドッキリを仕掛けて変装してピアノを弾いていても、ユーチューバーのよみーさんだとは、誰にも気づかれないのと同じだ。まさか、現在人気の薔薇が、あのスーパーで廉価苗に紛れて売られていたとは!

 その点では、何気なくスーパーでこの薔薇の苗を買った人は、多分、苗札を見ても、当世、人気の高額な品種とは、誰も気付いていないと思う。
 ピエールドゥロンサールは、花の色、香りと質感、樹形、樹高と威風堂々、出窓を彩るには十分なほど存在感抜群である!


 学校の見守りボランティア活動を終えてから、湯殿川地蔵橋付近の竹藪を東京都が清掃作業して4年が経過しており、荒れ放題なので、遊歩道への樹木の落下事故も頻発しているので、3割程度の区間を清掃作業した。イノシシが筍を食い荒らして、酷かった。これで暫らくは、清掃活動した区間内は、安全でしょう。

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