川の状況が心配だった湯殿川。水が引いたので、見てきたこと。スーパー台風10号が、まだ九州にあった時の状況です。この先、関東に近ずくにつれて、どうなることやら、想像できません。

更新日:8月31日21時30分
 1日正午に熱帯低気圧に変わった。八王子でも8月雨量が平年の2倍の431.5mmとなり、1976年に統計を始めていて以来の雨量だという。テレビは、水位が高くなっているので低い土地での浸水・川の氾濫、地盤が緩んでいるので土砂災害に注意するように繰り返し呼び掛けていた。
【館町の崖崩れ】
 晴れ間の午前中に湯殿川を見回りした。帰り際に、北野街道で巨大なブルーシートが、見えた。
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 何事かとワンルームマンション脇の道を登って行くと、どうやら崖崩れが、発生したようだ。よく見ると、横須賀市で通行中の女子高校生が崖崩れに巻き込まれて亡くなっているが、その現場と同じで、ブロックを積み上げただけの擁壁だ。

 辺りにブロックが、散らばってる。写真で観る限り、この急傾斜地域は、ブロック擁壁の様だ。見た通りの大きな家を建てるには、この地盤では耐えられない。 

【太陽光発電による建物重量化】
新築時に中国製太陽光発電システム設置を東京都は、最近は義務付けているので、屋根に普通自動車を乗せているのに相当するから、尚更、大変だ😖💦

 それに、近所でもブームに乗って2010年代に設置したのに、中国製のシリコン太陽光パネルを使用した発電システムの耐用年数も15年程度と意外と短くて、蓄電池などの取り替え料金も設置料金と同等の500万程用意しておく必要がある。さらに、設置業者が、倒産している事例を耳にするので、雨漏り修理を含めて保守管理は期待できないようだ。

【ブロック擁壁解体】
 15年ほど前になるが、市道に面する畑の斜面がブロック擁壁だった。ここに戸建て住宅が9棟建設されたが、住宅建設に先立って、このブロック擁壁は、解体された。さらに、土砂を大きくえぐった上で、大規模なエル型のコンクリート擁壁を建設した。

 最近のことになるが、北野街道に面している創価学会系の土木会社が、ブロック擁壁の土地に建設重機駐車場を設けようとしたが、国道の道路管理者の東京都は許可せず、1年後?に諦めてエル型のコンクリート擁壁に作り直している。
 だから、この住宅メーカーは、不親切だと断言できる。当該住宅に住む皆様がご無事だったことが、不幸中の幸いです。一日も早い復興をお祈らずにはおれません。また、現場は、周囲に家が立て込んでおり、アプローチが難しそうですが、復興工事関係者の安全を祈ります。

【湯殿川の河床の変化】
 さて、湯殿川の地蔵橋上流に堆積していた土砂が、流出して、川の中央に水路ができていた。南西事務所の堆積土砂の除去の手間が、省けたようなものです。
 その土砂がどこへ行ったかと思えば、時間をかけて掘り出した藤棚親水公園の元水路を、容赦なく埋め尽くしていた。
ヽ(;´ω`)ノ。
 実に見事に、堆積したものだ。河水が、表面を薄く流れている。
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 親水公園中央から、下流を見ると川幅が、一部広がっていた。
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【湯殿川の水嵩】
 下流の飛び石橋に行ってみると、水かさがどれほどだったかが、残留漂着ゴミで見えた。見事に堤防の三分丈の位置に一筋の痕跡が、残っている。
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台風の変異(今晩7時のNHKGニュース)
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1 道路冠水した所に、車を侵入させまいと、静岡県沼津市では消防団が、冠水した道路を迂回をするように促している。山形県警の警察官2名が、乗車したパトロールカーごと、冠水した道路上で、水に流されて亡くなっている。

2 京都大学防災研究所 伊藤耕介 准教授によれば、今回の台風10号は、これから「こんなことが起きるんだよという例になっている」という。
 地球温暖化が進むにつれて、偏西風の緯度が北に行くので、台風の移動速度が徐々に遅くなっていく懸念があると、学説を紹介している。

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 建物重量の何割かが水平力になるので、 地震時に建物に加わる水平力は、無視できない。その力が、擁壁を破壊するのです。地盤がどれだけの建物の荷重に耐えられるかという、「地耐力」計算を怠った建設会社が、気になりませんか?
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