県立岐阜商業高等学校の野球部監督鍛治舍 巧(かじしゃ たくみ)(73)の退任の報道を東京で読むとは思わんかった。春夏通じて4回甲子園へ出場で野球の強豪とは言え、なぜ!? 報道によると、春の優勝校 高崎健康福祉大学高崎高等学校と、夏の優勝校京都国際高等学校の野球野球部以来、岐阜県立高校と練習試合をして、切磋琢磨の交流をしてきた。そして、優勝を果たした両校監督から一目置かれているという。確かに、全国報道にふさわしいかも知れない。

 県立岐阜商業高等学校の野球部は、50年前の話になるが、部員が1学年あたり60名ほどいて、練習がとにかく厳しかった。プロ野球選手を志し同級生も身体を痛めて長期入院のすえ、退部している。

 卒業してからは、おちょぼ稲荷で、川魚料理をしているが、怪我しなくてそのまま残って、巨人に入っていたとしても、“悲劇のエース”と報道に潰された沖縄の沖縄水産、そして九州共立大学卒業の大野倫投手のように、埋もれていたかもしれない。(亡きたまきさんの縁戚)

 「人間万事塞翁が馬」とか「塞翁失馬(さいおうしつば)」という言葉があるが、幸いが転じて禍わざわいになったり、不幸と思ったことが幸いになること。人生の幸不幸は、後になってみなければわからない。少年野球で活躍した少年も、全国大会で優勝したものの、燃え尽きてしまった。華やかさの影に、無数の悲劇在り。野球は、厳しい。

 最近の県立岐阜商業高等学校は、春夏通じて4回甲子園へ出場で野球の強豪である。でも、掲題の報道には、驚いた。ウイクペデアにも、この監督の名前が、載っていたのには驚いた。サイトによると、社会人野球で選手や監督として活躍したほか、長年、NHKで高校野球の解説をしていたという。

 これからも、ご活躍をお祈りいたします。

関連ホームページ
鍛治舎巧県岐阜商業硬式野球部監督 退任会見 - Yahoo!ニュース
県岐商の鍛治舍監督が退任NHKニュース
県立岐阜商業高校野球部の鍛治舎巧 監督が、退任会見- Yahoo!ニュース

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